不覚日記

日々のゲームの話など

Memories of Mars

雰囲気良く、システムもこなれており、グラフィックや音楽も良い。

ただ一つ問題なのは、『まずシューターありき』のシステムだろうと思う。


普通のオープンワールドサバイバルなら、その辺の物組み合わせて採集道具作って~、となるのだが、このゲームでは、まず鉄拾って加工して弾丸作って(!)、原生機械生物殺して~、となる。


なんで、そうしないといけないかというと、Recipe習得ポイント兼建築物維持費のFlopsというTokenが、基本、敵をKillすることでしか取得出来ないからだ。

ソロでも否応無くシューターを強いられるシステムはげんなりであり、更に言えば、使用Ptsは大量。


下位の採集ツール、下位の建築ツールを両方揃えるだけで1時間強、ひたすら機械生物と戦わなくてはいけない。そこから更に下位の床、壁、天井、ドアを”覚えて”作って・・・となかなかの苦行。


そして発生する「大量Flops必要な維持費支払」でノックアウトされることだろう。


更にここで問題が発生する。

このゲームはシングルモードの無い「オンラインサバイバル」である。なんと、日本鯖も2つも用意されている!(ping二桁) しかし、コアタイムでも全然人がいない。まさに『火星の人』である。

 

強いられる機械生物とのシューター、嵩む維持費、鯖に自分一人・・・と、虚無感が段々と自分自身を殺しに掛かって来る。これは精神的にクる。


レビューを見ると、「フレンドと一緒にプレイすると神ゲー」とあるが、そもそも値段も相俟って、これを選択するフレンドがいるか天文学的な賭けではある。


一言で言えば、虚無と共に孤独と戦うサバイバルシューター。